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ボートパーティー (アティトラン湖)
日本語の授業で使う単語用フラッシュカードを作るため文房具屋へ。画用紙を注文し待っていると、隣にいたおじさんに話しかけれる。
おじさん:「中国人?韓国人?」(オプションに日本人がない。)
わたし:「日本人です」
おじさん:「働いてるの?観光客?」
わたし:「ふむ・・・うむ・・す・すんでる・・の・・かな・・ここに・・・もごもごもご」
おじさん:「ツーリストなんだ」(おじさん、私のもごもごしたコメントは無視)
わたし:「ふむ・・・・そんなようなものです」

トンチンカンな短い会話。こんな単純な問いにさえ、もごもごして、はっきり答えられない。
自分が何者なのか、わからなくなっていることに気づく。
日本人旅行者がもつ、肌のきれいさや、こぎれいな感じ、コギタナクても、なんとなく漂わせるお洒落さん感・・・あやふやなものだが確実に存在する、日本人がはなつ見た目や、印象からくる“日本人っぽさ”、そういうものも、ずいぶんなくしてしまったんだろうな。きっと。
まあ、いっか。

先週末、ジェフ(主人)の同僚の企画で、ボートパーティーがあった。


IMG_0119 (2)


ケツアールテナンゴからバスで約2時間、東南方面に下る。そこにはアティトラン湖という、火山に囲まれた美しい湖がある。
朝6時のバスに乗るため4時起き、うつらうつらしながら2度バスを乗り換える。坂の上から待望の湖が見え始める。
かすんだ湖畔の一角に、見栄えの悪い3本の大きな緑色のビルが建っている。ホテル・リビエラ・アティトラン。今でも営業はしているのだが、去年の大雨で浸水し、徐々に沈んでいるのだそうだ。
雨季が狂ったり、予想以上の大雨が降ったり、世界的な異常気象の一端は、ここグアテマラでもみられ、湖の周りの地盤はすっかり緩み、沈んでしまった建物もいくつもあるのだそうだ。
バスは、ぐねぐねと坂を下り、おみやげ物屋とレストランがずらっと並ぶ、アティトラン湖入り口の町、パナハッチェルに着く。ここから1日ボートを借り切って、船上パーティだ。

新品でぴかぴかなパーティーボートが停泊している。白いふっくらとした船体がまぶしい。広々とした甲板の一部にはきれいにタープが張られ、風を受けながら、日差しもよけられるようになっている。巨大なスピーカーが、派手に音楽を流している。あれが私たちのボートか!!とちょっとわくわくするが、実際は桟橋をはさんでその隣に停泊してたちょっとさえない船。パーティーボート対決。完全に負けている。


桟橋左手に停泊しているのが私たちの“THEILA号”右手の”TELAVIV号が私の妄想ボート
DSCF2385.jpg


気を取り直す。隣のボートの“きらきらさ”に押され、ぜんぜん気がつかなかったが音楽も流れている。
テキーラ、ジン、ウォッカ、ビール、ソーダ、ジュース、氷、レモン、パーティーに必要な物を次々に運び込む。
そしてその中には“塩”“サルサイングレス(日本のウスターソースに似ている)”もある。(?)
・・・・サルサイングレスは何のために?と思ったのだが、 見ていると、みんなビールにトマトジュース、レモン、塩、チリ、を入れ、ちろっとサルサイングレスをふっている。
“え~!?”な組み合わせだ。が、ブラディーマリーなんかを想像すると、少しほっとできるだろうか。
この飲み物“ミチェラ”と呼ばれていて、ガテマラではかなり一般的な飲み方だ。バーやレストランのメニューにも“ミチェラ”は普通に存在している。


あれ、飲み物の写真がなかった・・・この左側にボトルがずらっと並んでたんですが・・・
IMG_0061.jpg


ボートパーティーといって“ぴん”とくるもの。私が、かろうじてイメージできたものは、屋形舟。
現実は、加山雄三的ボートで、屋形船的に酔っ払うというもの。(本当にそうか?)
2階の甲板では、野外イベントのように音楽をかけ、踊ったり、戯れたり、会話に没頭したりする。2時間ほどするとすでに、ボトルからテキーラをごくごく飲むもの、2階の甲板から、回転しながら湖にジャンプするもの、ジャンプしようとして、単に滑って落ちる者などが現れる。まさにパーティーだ!!


酔っ払ってるのに大丈夫なのかなぁ・・
IMG_0069 (2)


“ガオーーー!!”
DSCF2412.jpg


完全に酔っ払いモードで、変な踊りを始めるジェフと現上司
DSCF2426.jpg


寝不足と、バス移動、ボートに乗る前から、ゆれていた私の体は、このまぶしいパーティーボートの雰囲気に、ぜんぜんなじまないまま、一人沈没。サンティアゴという村で、皆ランチのため下船するが食欲ゼロ。緑になりかかる顔、ボートのベンチで完全に伸びきる・・・・・。


サンティアゴの港 乗り合いボートからぞろぞろ下船してくる美しい民族衣装の女性達
DSCF2403.jpg


そして夕方、みんなぐったりしてくる頃、元気回復。私も張り切って、湖にジャンプ!!!楽しくなってきた~!

漁にでる2艘の小船が、岸の緑を背に近づいてくる、カメラを向けた私に、おじさんが大きく手を振ってくれる。輝く雲。柔らかい空気、女子達の風に棚引く髪や、胸元からのぞくビキニ、なんとなくゆるく微笑む笑顔たち。悪くないなと思う。
ジェフの仕事仲間と、その友達や、彼、彼女。外国人半分ガテマラ人半分。
観光客と、生活者の合間をさまよって、かりそめの仲間と過ごす時間。本物の仲間も、旅友達もいないまま、乱反射する水面に、ゆらゆらと映るパーティーボート。その頼りない影はボートだったり、波間に漂う輝きだったり、私自身の時間を象徴するように、形をもてないまま、あいまいに揺れている。

ちょっと飲みすぎたか?

青い空、きらきらした時間、風は気持ちよく頬をなで続ける。太陽を覆い隠した雲が輝き始める。
きれいで、楽しい時間だ。


夕暮れ時、空や光がやたらやさしい
DSCF2441.jpg


こういう、瞬間的にしか存在しない、知り合いや、風景や時間、そんなものたちでも、それを忘れないように大切に集めてゆけば、私にも、今日とつながる未来のようなものが待っていてくれるのだろうか。




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[2012/05/24 12:17] | グアテマラ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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