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ワカチナ
見渡す限り続くごつごつとした岩山。そのくぼみに、砂紋を描いた白っぽい砂がたまっている。そんな風景と、どこまでもキャメル色に続く砂漠とが交代に現れる。実際ペルーーに来るまで想像もしなかったが、大平洋側海岸沿いはずっと広大な砂漠がつづいている。

ワカチナの砂漠
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最近では、地下水を使った緑化が進み、春に向け、耕されている畑を通り過ぎる。日本で見かけるものより背丈が低いとうもろこし畑や、大根の葉っぱが巨大化してトゲトゲしたような、見たこともない植物が、びっしり育っている畑(後日知ることになるが、これ実は“アーティチョーク畑”)、人が働いているのが見えたらそこは巨大キャベツ畑で、近づいてくると、ちょうど収穫が行われているところだった。しかし、これらの畑のすぐ向こうにはいつでも砂山がそびえ、うすいグレーとベージュだけの世界が広がっている。ここはやっぱり砂漠のど真ん中。ラスベガスのように、ビルとセメントで覆われ、きれいなホテルやレストランが立ち並ぶ街のなかにいると、“人が砂漠の中に作った街”ということをすっかり忘れてしまうが、作物が育つ砂漠を眺めていると、人間はこうしてどこでも何でもするんだなぁと、あらためて感心する。


温度差による海からの霧も重要な水分源
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この砂漠地帯に100年以上前から存在している自然のオアシスがある。ワカチナ。最寄の大きな街イカからタクシーで10分(4-5ソル)。
やしの木の隙間から見える緑色の小さな湖、10分ほどで一周できてしまいそうなその周りを、隙間なくホテルとレストランが囲んでいる。そして、たいていのホテルの中庭にはプールがあったり、湖に面した道路側にオープンカフェを併設していたりと、完全な観光地と化している。ご飯もホテルも地方都市の1.5倍くらいの値段、さらに次から次へと現れる客引き。すでにジェフ(主人)は帰りたくなっている。しかしどういうわけか、私はこういう“うそんこの町”が案外嫌いではない 。(値段が高いのはいやだけど・・・)

翌日、細長い湖を挟んで両側にそびえている砂丘に登る。とても高く頂上付近は傾斜がかなり激しい。町がずいぶん小さく見える。


水量が減っていることと水質の悪化が心配されている
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雪崩みたいなものは起こらないんだろうか?と不安になるくらい、一歩足を踏み出すと1メートルくらい手前の砂がざらざらと流れ始める。そして、後ろに残った足は重みで砂の中に沈み、さらに、上から流れ落ちてくる砂でどんどん埋められていく。上っているのか、ただ砂山を崩しているだけなのか解らなくなる。
その上、隙間撃退!!的に入り込んでくる砂。靴の隙間を埋め尽くし、靴下の織目も通り抜け、足の指と指の間までみっちりパンパンになる。靴は重りのようで、埋まった足を前に踏み出すのがさらに難しくなる。

ようやく頂上にたどり着くと、そこではめまいにも似た感覚。少し足がすくむ。
ゆるやかなカーブを描き一本線で続くエッヂ、反対側には別の急斜面が続いていて、簡単に転げ落ちてしまいそうだ。きゃっ。
エッヂを平らっぽくくぼませてからそこに慎重に座った。
はーーーーーっ
こういうところは良い。砂丘が見える限り続く広大な砂漠。


ヨロヨロ危なっかしい
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このスケール感で見るワカチナの町は、確かにオアシスである。
ワカチナに来たら午前中の涼しいうちに砂丘に上ってみると案外楽しい。ただ座っているだけで満足できる。
そして、降りるときは思い切りジャンプしながら全速力で駆け下りた。ジャンプの滞空時間が普通よりずいぶん長く感じられ、微妙な浮遊感が味わえるような気がする。


比喩とかじゃなくって、人間はほんとにちっぽけな存在になっちゃいます
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バギーツアー(30-45ソル値段は会社しだい)
砂丘の上からたくさんのバギーがチョロQのように見えていた。これは楽しいいんだろうか?あまりやる気はなかったのだが、つい客引きの値引きにはまる。
結論、すごーくおもしろい!!!!!私たちが乗ったバギードライバーはとても若く、運転はうまいが怖いもの知らず。


運転手君かわいらしい
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“ジェットコースターのハイライト並”の砂山を次々に越えていく。空だけ見ながら猛スピードで駆け上がり、頂上で、がっくり角度を変える。そして、このまま落ちてしまうんじゃないかと思う様な角度で砂山を下る。次々に繰り出されるドライバーの技。がんがん振り回されながら、大自然砂漠を駆け抜けるこのイベント、想像していたよりずっと楽しい。(といっても絶叫マシンとかが好きな人に限ると思うが)シートベルトがなければ必ずどこかに飛ばされている。バギーのベルトをよくチェックしよう!!いい会社のシートベルトは、ちょっとしたクッション状になっていて、振り回されても体にかかる衝撃が少なそうだ。


“サンドバギーなんて”みたいに言ってたのですが超ご機嫌
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私たちの値引きバギーツアーはもちろん普通のシートベルト。長さが調節できずちょっとゆるかったので、激しく続くジャンプの拍子に、頭を一回天井にぶつけた。緩めのシートベルト、振り回され感は楽しいが、ちょっと高くてもいい会社のバギーのほうが安全性は高そうだ。


砂紋とタイヤの跡以外何もない
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疾走するバギー
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2時間のツアーなのだが、途中の砂山でサンドボード体験、写真タイム、夕日タイムなどあり、走りっぱなしというわけではない。
サンドボード、砂だらけになって遊ぶ感じが楽しい・・・・・。


見上げればこんな高い丘を滑り降りる
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砂煙を上げ滑り下りるジェフ
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当たり前だけど太陽っていろんなところに沈んでくなぁ・・この日は夕焼けがきれいだった
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ワイナリーツアー
ここではピスコと呼ばれるワインが有名。6から14度の甘めの赤、白、ロゼ。ワインというよりは、なんだか梅酒とかシェリー酒とかそんな味がする飲み物だ。


右から2番目がフルーッツっぽくって美味しかった
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その他にも46度の透明のピュアピスコがある。これは“ブドウウイスキー”というか“ブドウテキーラ”というか、そんなようなもの。蒸留されているので無色透明。案内をしてくれたガイド君は、この強いお酒が一番好きだといっていた。南米全般肝臓強し。
イカの暑さと乾いた気候は、とても甘いぶどうを作り、これらは普通のヨーロッパタイプのワイン作りには向かないのだそうだ。3月にこのツアーに参加すると、ワインの池の中でぶどうを踏み、飲みながら10日間踊り続けられるそうだ。この祭りに参加できる人はとってもラッキーだと思う。


ここにぶどうを入れてみんなで踏む
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この地方ではセラミックのつぼにワインを入れセメントでふたをして発酵させていた
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見学させてもらったブドウ畑はつるだけ。少し黄緑の葉が出始めたといった感じ。周りにはバナナの木とマンゴーの木が植えられていて、ガイドによるとブドウがほかのフルーツの味を吸収して美味しくなるのと(本とかなぁ~)バナナの木にたっぷりある蜜が虫を呼び寄せ、ブドウを虫から守るのだそうだ。

ワイナリーツアーはホテルでも申し込める。私たちはワイナリーツアーもパスと思っていたのだが、イカに戻るタクシーのおじさんにワイナリーツアーについて聞いてみると、二人で40ソル(約15ドル)、ツアーの後はイカの手ごろなホテルまで連れて行ってくれるというので行ってみることに。


もう一軒行ったワイナリーでは現在でもこのセラミックの壺を使ってワインを造っている
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真ん中の節を抜いた竹で壺からワインを酌みだす
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匂いそうな壺のごとく、お味のほうも微妙。ここでも赤、白、ロゼ、ピュアピスコ全て試したが、基本的にどれもめちゃくちゃ甘くて発酵しすぎ,酸化気味みたいな味。でもこういうのが好みの人もいるんだな。私達が見学中、4~5リットルのポリタンクにワインを買いに来る人がちらほら。



ワカチナのホテル情報
イカを背に湖左側の最初のホテルDesert Nights Hostelling Internationalは、ドミ15ソル、WIFIあり。泊まってないけどワカチナでは格安。ここのレストランのハンバーガーは15ソル(一泊の値段と同じなの!!!)と高めだが食べきれないくらいのポテトがついてくる。この街でケチって安いものをたのむとかなりみずぼらしいので奮発したほうが結果的にはお得だと思う。
私たちが実際泊まったのは、このDesert Nights Hostelling Internationalの隣のホステル。1階入り口がレストランになっている。シャワーは共同でぬるいが、湖に面した部屋は眺めもよくプライベートでテレビつき。なんと2人で30ソル!!!!ほんとに格安。(ちょっと猫くさい、が、隣のカフェでWIFI使っとくと、なんと!部屋でも繋がってしまう・・・。お得)


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[2011/11/13 10:11] | ペルー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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