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負け犬 (リマ、ペルー)
友達なんてどこにもいない。呼吸が震える。人を許す気になんかぜんぜんなれない。
年をとると頑固になると聞いてはいたが、信じられないくらい小さなことに腹が立つ。
特に無神経な振る舞いや嘘に対して。
最近は“なじみの店”なんてものはない。いつでもどこでも初めて行く店。
そして、2度と来ることのない旅行者は、“小さな悪意”に触れる機会も多くなる。

ショッピングモールのカフェテラス びっくりするくらいきれいでそこそこいい値段だ それでも賑わう リマは都会だ
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人は普通に生活しているとき、割引券やポイントなんかをためたり、スーパーの安売りの10円や20円の単位を、きちんと気にして生きていると思う。(主婦だけかなぁ?)
なのに旅行者になったとたん何かが変わってしまう。旅行ってもの自体が、日常の雑多な感覚から、自分を切り離すためのものだったりするから、仕方がないのかもしれない。確かに、せっかくのバケーション、チミチミした事にこだわるのは馬鹿らしい。時間はどんどん過ぎていく。楽しまねば。
・・・・けれど、そんな旅行者達の大盤振る舞いが、観光地においては小さな悪意を着実に育てている。
そして、私に属する限り、時間の金銭的価値は猛烈に暴落し続けている。それが私の日常なのだ。

生活の中のヒトコマ。ありえないとは思うが、想像してみてほしい。通りがかりのセブンイレブン。深夜おにぎりを買う。レジのバイトが120円のおにぎりを「200円です」って、何てことない顔で言う。果たして、そのとき、黙っていられる人はいったい何人いるのだろう?たった80円はみんな飲み込むのだろうか?
そして、「あれ?120円じゃないんですか?」と確認すると、「ちっ、けち」とか言いながら80円を投げ返すバイト、もしそんなことが実際に起こったら、腹を立てずにいられるだろうか?

ペルー・リマ、何件ものホテルが立ち並ぶミラフローレス地区。

海の近くのモールから見上げるマリアットホテル
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中央公園のすぐ脇にある大手チェーンの薬局で薬を買う。コンピューターの画面上で見えた値段と請求額が、なんだか違っていたような気がする。言われたままに支払うが、レシートが出ない。「レシートがほしい」と言うと手書きの領収書を渡される。普通にみんながもらっている、“レジから出るレシート”がほしいというと、この薬はまだコンピューターにインプットされていないので、レシートは出ないという。ぜんぜん納得できないが、とりあえず店を出る。

ぶらっと歩いていると、同じチェーンの薬局が見えた。なんとなく気になったので、さっき買った薬の値段を尋ねてみる。そしてびっくり!本当の値段は私が支払った5分の1。「店に戻って、レジで働く従業員ではなく、薬剤師と話なさい」と言われる。

元の店に戻り薬剤師と話す。が、この薬剤師こそが曲者。ニヤニヤしながら「レジをした従業員はボランティアで、給料ももらってない新人、間違えただけだ」という。んなわけないし~。レジ兼コンピューターの画面には、左から薬の名前、一錠の値段、何錠入りか、一箱の値段、在庫数、・・・というふうに、どの薬も同じフォーマット上に表示されていて、もちろん私が買った薬の名前もあり、間違えようがない。
話しているうちに、どうも、この店を仕切る薬剤師が、率先して外国人をだましているように思えてくる。そういえば領収書をくれといったとき、レジの女の子がこの薬剤師になにやら確認し、手書きの領収書を持ってきたことを思い出す。従業員全員が、まずいなぁという顔をしている、もちろん誰もあやまらない。

薬剤師 「うちはいろんな商品をいつでも安売りして、お客さんにサービスしている。お金は
     返したし、まだ何の文句があるんだ?」と私にとっては意味不明のコメント。
私    「普通にコンピューターのレジを使えば間違えるはずないのに!!5倍よ!!5倍
     の値段よ~。ありえない!!」(店中に聞こえるように)
薬剤師 「まちがえただけです」
私    「間違いようがないし!!」
薬剤師 「まちがえただけです」
私    「もし、私がここで働いていて、同じ間違いをしたことに気がづいたら、本当にびっく
      りして、ものすごく謝るけいど。でも、あなた達の態度はぜんぜんそういうんじゃな
      い!!!!!!」

こんな状況でもニヤニヤ顔のままの薬剤師。すらすら言えないもどかしさも手伝って、話しながら胸の奥のほうが熱くなるくらい怒ってくる。

私    「この手書き領収書もって警察行こうかなぁ」
薬剤師  あわてて真顔になる。「じゃあこの薬あげます」

こんな安い薬!!・・・・それじゃあ薬局に何のダメージもないし、薬がもらえればそれで良い、とかそういう問題じゃあないし・・・・“薬剤師を改心させて、「こんなことはもうしない、本当にすまなかった」と言ってもらいたいだけだ、世直し、世直し!!!”ってくらい正義の使者のフリをしていた私だが、長々と続いた不毛なやり取り・・・、ついめんどくさくなる。そして、「じゃあ、こっちの高いほうの薬がほしい。(メジャーな製薬会社が作っている同じ種類の薬、結構な値段がする)」と言ってしまった!!!!・・・・・。薬剤師のニタリ顔がチラリと戻る。
もちろんこの要求はあっさりのまれ、まるで和解した様に握手させられる。そして、高いほうの薬を押し付けられ、店を去らなければならなくなった。


必要だった薬は手元にある。その上高い薬がタダになった。それでも、こんなことがしたかったわけじゃぁない。
ぼろぼろに捨てられた時間。嘘つきな薬剤師にも、なんだか卑怯な自分にもうんざりした。金額にすればあまりにもみみっちい揉め事なのに、どうしても呼吸の震えが止まらない。
行きかう人々。楽しげな公園通りを避け、車ばかりの大通りに出る。ヘッドライトが放つ薄明かりが、次々と通り過ぎていく、墨色の空気。

リマの夜、両手を握り締めたまま足元ばかり見て、とぼとぼ歩くことになった。これじゃあ、ただの負け犬だ・・・・。
空に向き直って、思いきり遠吠えでもできれば・・・・・。



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[2012/02/05 15:02] | ペルー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
砂の雨 (ピスコ カラカス)
晴れていたはずが、外に出てみると、町中うす黄色にかすんでいる。“砂の雨”と呼ばれるこの現象。ここピスコではよく起こることなのだそうだ。

急に薄暗くなり町が霞んで見える
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タンクトップの上に羽織ったカシミヤのカーデガン。肌に触れている部分が、なんだかちくちくする。顔や首はうすくベールがかけられたように粉っぽい。店のショーウィンドウもすっかり砂埃をかぶり、まるで、何年もお客が来ていないように見える。美味しそうだった中のケーキまで薄汚れてしまったみたいだ。
そういえば、昨日までいた海辺の町“パラカス”での昼ごはん、席についてみると、プラスチック製のテーブルが砂埃だらけで、ちょっと怠惰な店に座ってしまったなぁと思ったのを思い出す。(でも、怠惰だったわけじゃなかった!)
吹き荒れる砂の雨。ぬぐってもぬぐっても積もる砂。パラカスというのは先住民の言葉、“ケチュア語”で“強い風”という意味なのだそうだ。


ペイント中 ここを通り過ぎてしばらくすると砂嵐になった。大丈夫だったかなぁ・・・
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2007年に起こった、ペルー太平洋沖地震で、町の7割がつぶれてしまったピスコ。そのため現在ある町は、とても新しく、着いたときには、“こぎれいで、なかなか活気のあるところだ”と思った。が、いったん砂の雨が起こると、まるでゴーストタウンのようになった。すっかり人気(ひとけ)がなくなり、砂だけではなく、ビニール袋やゴミなどもぐるぐると巻き上げ、吹き荒れている。なんとなくピスコの街が未だ復興しきれていないのが納得できる。
この人の意欲をそぐような砂嵐。比較的平和なペルーにもかかわらず、ここピスコでは、頻繁に観光客を狙ったナイフ強盗が起こるのだそうだ。なんとなく、ピスコの持つ暗さの一端を見たような気がする。


どんどん集まってくるゴミ うらぶれ度パワーアップ
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ここピスコから、20分ほど乗り合いタクシーで移動したところに、パラカスという町があり国立自然保護区やバジェスタ島ツアーに行くことができる。
ジェフ(主人)は約3時間の島巡りツアーに参加。アシカやペンギン、ものすごい数の鳥、動物がたくさん見られるらしい。


子ども がかわいい~
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鳥鳥鳥
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鳥鳥鳥
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ペンギーーーーン
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ここバジェスタ島では、園芸用の堆肥土を作るために、鳥の糞を集める作業に従事している人がたくさんいるのだそうだ。その労働条件の悪さ。

リマで偶然このバジェスタ島の労働者をテーマにした写真展を見ることができたが、それはそれは恐ろしい風景だった。山積みにされた糞、写真を埋め尽くす、無数の黒い点と化した鳥たち、スカーフなどで顔は覆っているが、写真ですらそのほこりっぽさが伝わってきて息苦しくなった。
9月上旬、肌寒く、ボートのゆれも心配な季節、私はこのツアーはパスしたが、気候がよければ興味深いツアーだと思う。

そしてパラカスにはヒルトンをはじめ、いくつかの高級ホテルもあり、バックパッカーだけではなく普通の旅行者でも十分楽しめる観光地である。


Hotel Pracas LUXURY collection  泊まってないのが残念~
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誕生日だったのでケーキを注文する ペルーにはおいしいカカオがたくさんあるのに何故かフランスからの輸入チョコ・・・・なのだそうだ・・・ちょっと冷蔵庫くさくてがっかり・・・・
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パラカスに着くと、すぐもの売りおばさんが近づいてくる。そして、ただでいくつか、かわいい包みに入ったお菓子を渡される。おいしくてたくさん買ってしまった。ピスコやこのあたりでは、この“チョコテハス”が有名なお土産のようだ。


チョコテハス 柔らかいチョコにココナッツやフルーツが混ぜてある おいしい!
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そして今日も日は暮れる
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[2012/01/27 15:12] | ペルー | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
最高に美味しいペルーの食事
日本から見ると、現実の距離も、存在としてのイメージも、どちらも遠い南米。
つい“ラテンの国”と、一くくりに、くくってしまいがちだが、アジアの各国がそうであるように(日本、韓国、中国などを想像してほしい)、ここ南米もまた、それぞれの国が、違った味覚や独自の文化を持って生活している。

ペルーの食文化は賞賛に値する。

スダード・デ・カマロン(テナガエビのスープ) 南部海岸の町カマナではテナガエビが有名
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日本でも親しみの深い野菜たち、ジャガイモ、トマト、とうもろこしは、ペルーが原産国なのだそうだ。スペインがインカ帝国を征服しなければ、トマトやジャガイモは、ヨーロッパには存在せず、ポルトガルを通じて、日本にやってくることもなかったのだ。はるかな道のりを越え、日本に定着した庶民の野菜たち。
それとは逆に19世紀の終わり頃から日本人が移民としてペルーへ渡る。そして首都リマには中華街もある。これらに加え、スペインやイタリアといったヨーロッパのテイストもうまくミックスされ、現在のペルーは独自の食文化を生み出しているようだ。
交錯するこれらの条件よって、ペルー料理は、地球の反対側の食べ物とは思えないような、なんとも舌にしっくり来る味わいなのだ。

ペルー人の食に対するこだわりは、とてもきめ細やかだ。米の焚き具合や、微妙な味加減、さらには色合いや盛り付けにまで、きちんと気を配っている。観光用や、高級レストランだけではなく、手ごろな庶民の食堂でも、とてもきれいに盛り付けて出してくれる。
ご飯のためだけにもう一度ペルーに行きたい!と宣言できるほどだ。(大観光地クスコ、チチカカ湖あたり、アンデスの食は素朴であるが・・・)

美味しい写真達

チチャロン・デ・マリスコス シーフードのディープフライDSCF0166.jpg


上の写真、こんなものたちと白身魚とテナガエビがフライにされてます 
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魚介万歳!
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見事なさばきっぷり この魚トヨと呼ばれていて、セビーチェ(生魚のマリネ)で食べたのですが・・・・
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なんと!!全貌はミニザメではないか!?ガーン 包丁の柄が黄色いのも気になる 
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野菜詰め合わせが妙にかわいい こういう感覚って日本人に通じるものがある
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2,7ドルのランチの前菜 さりげないバジルとかうれしい 
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2.7ドルのランチ、前菜のカウサレジェーナとメインのドボー(ポテトサラダと豚肉の煮込み)
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リマ、ミラフローレスにあるお気に入りのレストラン ランチタイムの人ごみ Punto Azul 
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punto azulのミックス・セビーチェ 生の魚介類がレモンとガーリックであえてある 約8ドル
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punto azul イカ墨フィットチーネ 激ウマ 約11ドル
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punto azul チチャロン・デ・マリスコス 約9ドル どれも一品の量がものすごい
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高級レストランのシーフードバーベキュー 新鮮でおいしい!!お味も量の少なさも値段も日本並です
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フリート、ペルー北部、日曜日の朝ごはんの定番(?) 朝からみんな食べてた・・・・ 豚の角煮ご飯、付け合せに芋、揚げバナナとタマーレスというとうもろこしの粉から作った蒸し物、これにコーヒー 朝からヘビーだなぁと思いつつペロリッ 
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ペスカード・アロ・マチョ 魚のピリ辛海の幸ソース和え ペルー北部の食堂で
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やっぱり大好きなカブリート 子羊の煮込み 北部の料理
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今回試すことのなかったアマゾンのペルー料理、いつか食べてみたいー。イキトス(ジャングル地帯)の市場では、今でも、たくさんの伝統的な食材(ジャングルの野生動物たち)が売られているそうです。
これらは次回の楽しみに。


[2011/12/11 07:02] | ペルー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
イカのカジノ
なぜかイカにこだわるジェフ(主人)。

イカの町について書いている、いくつかのブログをチェックしてみるが、どうもぱっとした印象がない。
ワイナリー見学のあとそのままピスコに向かおうかと思っていたが、ワインの試飲ですっかりふらふら。タクシーでそのままイカに戻ることに。
砂漠の中の町イカ。郊外には建設中のコンドミニアムが立ち並び、広場周辺の道はとても広い。タクシーやトゥクトゥクがあふれクラクションを鳴らしまくる。ストレスのある現代都市の雰囲気が少なからずある。

町をぐるっと歩いてみる。少し細い道に入るとフルーツの屋台が何台も並んでいた。9月のイカ、みかんが安い。そして夕暮れ。レストラン、カフェ、銀行や薬局、日本の小さな町サイズのネオンサインがあったりする。その中でも、ひときわきらびやかな王様の冠型電飾とブルーの巨大ネオン。広場の近くに3件の大きなカジノがあった。ああ。なぜジェフが妙にイカにこだわったか!!急に納得。

夜8時を過ぎると、カジノのテーブルゲームがオープンする。地元の男性達がルーレットのナンバーにものすごい数のチップを置いている。なんとこのルーレット、一枚のチップが0.2ソル(7セントくらい)。チップ14枚でほぼ1ドル。楽しすぎる!!50ソル(約18ドル)で250枚ものチップがもらえ、その上チップ1枚から遊ぶことができるという夢のようなルーレットなのだ。周りの地元の男性達を見ていると、ひとつのナンバーに10枚以上ものチップをどんどん積み上げ、次から次へと50ソル札で新しいチップを買っている。一回ごとに山盛りのチップがディーラーとプレーヤーの間を行ったりきたりする。みながみな一角千金狙いだ。誰が勝っているのか負けているのかよくわからない。
私は金額が小さいうえ、ちみちみ賭けるているのでまったくストレスがないのだが、周りの男性達を見ているとなんだか少しはらはらする。アルコールが進み感情の起伏が激しくなる人もちらほら・・・・。やっぱりギャンブルって・・・・。
私たちはゆるゆると3時間ほど遊び、ほぼ元金の2倍勝ち!食事も飲み物も無料のイカのカジノ。ギャンブルは特別好きじゃないけどちょっと興味があるなんてひとにはお勧めかも。
[2011/12/01 00:17] | ペルー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ワカチナ
見渡す限り続くごつごつとした岩山。そのくぼみに、砂紋を描いた白っぽい砂がたまっている。そんな風景と、どこまでもキャメル色に続く砂漠とが交代に現れる。実際ペルーーに来るまで想像もしなかったが、大平洋側海岸沿いはずっと広大な砂漠がつづいている。

ワカチナの砂漠
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最近では、地下水を使った緑化が進み、春に向け、耕されている畑を通り過ぎる。日本で見かけるものより背丈が低いとうもろこし畑や、大根の葉っぱが巨大化してトゲトゲしたような、見たこともない植物が、びっしり育っている畑(後日知ることになるが、これ実は“アーティチョーク畑”)、人が働いているのが見えたらそこは巨大キャベツ畑で、近づいてくると、ちょうど収穫が行われているところだった。しかし、これらの畑のすぐ向こうにはいつでも砂山がそびえ、うすいグレーとベージュだけの世界が広がっている。ここはやっぱり砂漠のど真ん中。ラスベガスのように、ビルとセメントで覆われ、きれいなホテルやレストランが立ち並ぶ街のなかにいると、“人が砂漠の中に作った街”ということをすっかり忘れてしまうが、作物が育つ砂漠を眺めていると、人間はこうしてどこでも何でもするんだなぁと、あらためて感心する。


温度差による海からの霧も重要な水分源
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この砂漠地帯に100年以上前から存在している自然のオアシスがある。ワカチナ。最寄の大きな街イカからタクシーで10分(4-5ソル)。
やしの木の隙間から見える緑色の小さな湖、10分ほどで一周できてしまいそうなその周りを、隙間なくホテルとレストランが囲んでいる。そして、たいていのホテルの中庭にはプールがあったり、湖に面した道路側にオープンカフェを併設していたりと、完全な観光地と化している。ご飯もホテルも地方都市の1.5倍くらいの値段、さらに次から次へと現れる客引き。すでにジェフ(主人)は帰りたくなっている。しかしどういうわけか、私はこういう“うそんこの町”が案外嫌いではない 。(値段が高いのはいやだけど・・・)

翌日、細長い湖を挟んで両側にそびえている砂丘に登る。とても高く頂上付近は傾斜がかなり激しい。町がずいぶん小さく見える。


水量が減っていることと水質の悪化が心配されている
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雪崩みたいなものは起こらないんだろうか?と不安になるくらい、一歩足を踏み出すと1メートルくらい手前の砂がざらざらと流れ始める。そして、後ろに残った足は重みで砂の中に沈み、さらに、上から流れ落ちてくる砂でどんどん埋められていく。上っているのか、ただ砂山を崩しているだけなのか解らなくなる。
その上、隙間撃退!!的に入り込んでくる砂。靴の隙間を埋め尽くし、靴下の織目も通り抜け、足の指と指の間までみっちりパンパンになる。靴は重りのようで、埋まった足を前に踏み出すのがさらに難しくなる。

ようやく頂上にたどり着くと、そこではめまいにも似た感覚。少し足がすくむ。
ゆるやかなカーブを描き一本線で続くエッヂ、反対側には別の急斜面が続いていて、簡単に転げ落ちてしまいそうだ。きゃっ。
エッヂを平らっぽくくぼませてからそこに慎重に座った。
はーーーーーっ
こういうところは良い。砂丘が見える限り続く広大な砂漠。


ヨロヨロ危なっかしい
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このスケール感で見るワカチナの町は、確かにオアシスである。
ワカチナに来たら午前中の涼しいうちに砂丘に上ってみると案外楽しい。ただ座っているだけで満足できる。
そして、降りるときは思い切りジャンプしながら全速力で駆け下りた。ジャンプの滞空時間が普通よりずいぶん長く感じられ、微妙な浮遊感が味わえるような気がする。


比喩とかじゃなくって、人間はほんとにちっぽけな存在になっちゃいます
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バギーツアー(30-45ソル値段は会社しだい)
砂丘の上からたくさんのバギーがチョロQのように見えていた。これは楽しいいんだろうか?あまりやる気はなかったのだが、つい客引きの値引きにはまる。
結論、すごーくおもしろい!!!!!私たちが乗ったバギードライバーはとても若く、運転はうまいが怖いもの知らず。


運転手君かわいらしい
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“ジェットコースターのハイライト並”の砂山を次々に越えていく。空だけ見ながら猛スピードで駆け上がり、頂上で、がっくり角度を変える。そして、このまま落ちてしまうんじゃないかと思う様な角度で砂山を下る。次々に繰り出されるドライバーの技。がんがん振り回されながら、大自然砂漠を駆け抜けるこのイベント、想像していたよりずっと楽しい。(といっても絶叫マシンとかが好きな人に限ると思うが)シートベルトがなければ必ずどこかに飛ばされている。バギーのベルトをよくチェックしよう!!いい会社のシートベルトは、ちょっとしたクッション状になっていて、振り回されても体にかかる衝撃が少なそうだ。


“サンドバギーなんて”みたいに言ってたのですが超ご機嫌
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私たちの値引きバギーツアーはもちろん普通のシートベルト。長さが調節できずちょっとゆるかったので、激しく続くジャンプの拍子に、頭を一回天井にぶつけた。緩めのシートベルト、振り回され感は楽しいが、ちょっと高くてもいい会社のバギーのほうが安全性は高そうだ。


砂紋とタイヤの跡以外何もない
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疾走するバギー
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2時間のツアーなのだが、途中の砂山でサンドボード体験、写真タイム、夕日タイムなどあり、走りっぱなしというわけではない。
サンドボード、砂だらけになって遊ぶ感じが楽しい・・・・・。


見上げればこんな高い丘を滑り降りる
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砂煙を上げ滑り下りるジェフ
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当たり前だけど太陽っていろんなところに沈んでくなぁ・・この日は夕焼けがきれいだった
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ワイナリーツアー
ここではピスコと呼ばれるワインが有名。6から14度の甘めの赤、白、ロゼ。ワインというよりは、なんだか梅酒とかシェリー酒とかそんな味がする飲み物だ。


右から2番目がフルーッツっぽくって美味しかった
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その他にも46度の透明のピュアピスコがある。これは“ブドウウイスキー”というか“ブドウテキーラ”というか、そんなようなもの。蒸留されているので無色透明。案内をしてくれたガイド君は、この強いお酒が一番好きだといっていた。南米全般肝臓強し。
イカの暑さと乾いた気候は、とても甘いぶどうを作り、これらは普通のヨーロッパタイプのワイン作りには向かないのだそうだ。3月にこのツアーに参加すると、ワインの池の中でぶどうを踏み、飲みながら10日間踊り続けられるそうだ。この祭りに参加できる人はとってもラッキーだと思う。


ここにぶどうを入れてみんなで踏む
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この地方ではセラミックのつぼにワインを入れセメントでふたをして発酵させていた
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見学させてもらったブドウ畑はつるだけ。少し黄緑の葉が出始めたといった感じ。周りにはバナナの木とマンゴーの木が植えられていて、ガイドによるとブドウがほかのフルーツの味を吸収して美味しくなるのと(本とかなぁ~)バナナの木にたっぷりある蜜が虫を呼び寄せ、ブドウを虫から守るのだそうだ。

ワイナリーツアーはホテルでも申し込める。私たちはワイナリーツアーもパスと思っていたのだが、イカに戻るタクシーのおじさんにワイナリーツアーについて聞いてみると、二人で40ソル(約15ドル)、ツアーの後はイカの手ごろなホテルまで連れて行ってくれるというので行ってみることに。


もう一軒行ったワイナリーでは現在でもこのセラミックの壺を使ってワインを造っている
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真ん中の節を抜いた竹で壺からワインを酌みだす
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匂いそうな壺のごとく、お味のほうも微妙。ここでも赤、白、ロゼ、ピュアピスコ全て試したが、基本的にどれもめちゃくちゃ甘くて発酵しすぎ,酸化気味みたいな味。でもこういうのが好みの人もいるんだな。私達が見学中、4~5リットルのポリタンクにワインを買いに来る人がちらほら。



ワカチナのホテル情報
イカを背に湖左側の最初のホテルDesert Nights Hostelling Internationalは、ドミ15ソル、WIFIあり。泊まってないけどワカチナでは格安。ここのレストランのハンバーガーは15ソル(一泊の値段と同じなの!!!)と高めだが食べきれないくらいのポテトがついてくる。この街でケチって安いものをたのむとかなりみずぼらしいので奮発したほうが結果的にはお得だと思う。
私たちが実際泊まったのは、このDesert Nights Hostelling Internationalの隣のホステル。1階入り口がレストランになっている。シャワーは共同でぬるいが、湖に面した部屋は眺めもよくプライベートでテレビつき。なんと2人で30ソル!!!!ほんとに格安。(ちょっと猫くさい、が、隣のカフェでWIFI使っとくと、なんと!部屋でも繋がってしまう・・・。お得)


[2011/11/13 10:11] | ペルー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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